湖北の水鳥と猛禽類を楽しむ

日 時:2022年1月23日

場 所:滋賀県長浜市 西池、湖北野鳥センター、早崎ビオトープ周辺

主 催:旅の本棚

ガイド:久下直哉

記 録:時間や行程に関しては終盤、雨になったけれども無理なく観察はできた。

大阪駅(7:20)=阪神福島IC=名神吹田(7:30)=京都竹田駅合流(8:04)

多賀SA(9:00~9:15)=西池(9:50~11:20)=山本山(11:50~13:40)

湖北野鳥センター(14:00~15:05)=早崎ビオトープ(15:15~15:45)

道の駅(15:50~16:10)=長浜IC(16:20)=草津PA(17:10~17:30)

京都竹田駅(17:48)=大阪駅(18:28)=解散

観察地:西池周辺にて


写真:ノスリ
西池に到着し、バス車内で最初に何を探して、何を見るということ、カモ類を飛ばさない為に注意することを話してから下車して観察を開始した。西池ではオシドリ、トモエガモを探す事を第一優先として探し始めた。トモエガモは池の対岸の枯れた蓮の間に、群れで見難いながらもスコープで全員が確認できた。次にオシドリを探し始めたが、いつものように見つからない。
先に、池にいるカモ類(ヨシガモ、オナガガモ、ミコアイアサ、カワアイサ等)の解説、紹介していると、カラスに追われてきたノスリを見つける事ができ、少し観察した。再び池に集中しているとオシドリ1羽が水面に浮かんでいたので、すぐに確認した。その直後、トビに驚いたトモエガモが一瞬に飛び立ち、飛翔の舞を披露してくれて、約500羽弱が参加者を驚かせてくれた。いつ見ても素晴らしい光景だった。西池でお見せしたい鳥を満喫し、湖北野鳥センターに連絡し、オオワシの様子を聞いた後、センターに向けて出発した。

観察地:山本山にて


山本山のオオワシ
山本山と湖北野鳥センターに繋がる1本道の途中付近でバスを降り、オオワシが止まっているはずの木を見ながら歩き始めました。いつもとは少し離れた枯れ木に正面を向いて、止まっているのを確認しました。早速、スコープで確認し、オオワシの表情をとらえました。初めて見る参加者、
昨年に引き続いて見る方、色々な思いがあったと思います。初めて見る方は、感動されていたし、昨年、見られた方は、今年も飛来してくれてありがとうという感謝の気持ちが感じられました。参加者全員が思いに浸り、スマスコで撮影し終わった所で湖北野鳥センターに向かいました。その途中では、冬の田んぼに生息するタシギの姿、飛翔するハマシギの20羽ぐらいの群れや、騒がしいケリの姿が見られました。タシギは都会では、なかなか見られないので観察できて良かった。

観察地:湖北野鳥センター付近


オオヒシクイ
センターに入り、参加者それぞれが琵琶湖を眺めながら観察を始めると、レンジャーより、マイクで湖上をチュウヒが飛翔しているとアナウンスされて注目した。館内ならではの鳥の見せ方が素晴らしく感じた。私は、湖上ならではのホオジロガモ、オオヒシクイ、カンムリカイツブリなどを探し始めた。急にマガモが一斉に飛び始めたと感じた瞬間、「オオタカが低く飛翔しながら正面の島に入ってきました」とアナウンスが再び流れました。木々の枝で見辛いけどもオオタカ♂成鳥が止まっているのがわかった。すぐにスコープに入れてオオタカを見てもらった。センターのレンジャーチーフと鳥談義させてもらっている中でマガンとコハクチョウの観察できるポイントを聞かせてもらって、最後の観察ポイントに向かった。

観察地:早崎ビオトープ周辺にて

    畦道のマガン
早崎ビオープ周辺に到着すると、天気は、冷たいみぞれが降り始めていた。先日の残雪がまだ田んぼに残り、白いコハクチョウの群れを探しづらかった。農道を見回し始めて10分、畦道にマガンの姿を確認、マガンは警戒心が非常に強い鳥のため、観察するのにはこちら側としても神経を使う。マガンが止まっている畦道から約200mほど離れた農道から静かにバスを下車してスコープにとらえました。まずは、確認してもらい、次に腹のマガンならではの色模様を気にしてもらいながら観察。同時にマガンのそばで採餌していたコハクチョウも観察する事ができた。オオヒシクイは観察しやすい鳥のイメージなのに対してマガンはやはりとても敏感な鳥という事も今回、知って頂いた。その後、だんだん、みぞれが雨に変わり、強くなってきたので観察最後の鳥となり、ウオッチングを終了した。

最後に

今回も「オオワシが見たい」という目的を果たす事ができ、本当に良かった。来年も飛来してくれることを祈りたい。旅の本棚のバードウオッチングツアーは種類を見るのも大切だけれども、時間を取って一種一種を観察する事を重視し、参加者も一緒に見たい鳥を見つけていくようなツアーを目指している。そして、参加者のレベルにあった解説も心がけている。旅の本棚のバードウオッシングツアーはまだ、始まったばかり、しかし、コロナが明けた頃にはみんなが更にレベルアップしたバードウオッチングツアーになることを期待している。今回のツアーに於いて湖北野鳥センターのスタッフの皆さんにはご協力頂きました。ありがとうございました。

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