オオコノハズクの巣立ち


日 時:6月22日~23日
場 所:兵庫県と鳥取県の県境
目 的:オオコノハズクの観察と夏鳥の囀り調査
レポート:
兵庫県と鳥取県の県境にある電波もWi-Fiも入っていない施設の中にブナ林のあり、毎年コノハズク、オオコノハズクが巣箱利用で繁殖し、昼夜、ルールを守って観察、撮影ができる知る人ぞ知る探鳥地へ今年も伺いました。今回はタイミング良く、オオコノハズクの巣立ちに立ち会うことができました。その巣箱は時間を決められて、優しい光があてられていますが11年間、巣立ちは成功していると施設管理者の方が話されていました。今回は巣箱にいた雛2羽にカエルを主に与えていました。昨夜は1羽だけの巣立ちでした。今夜、無事に2羽目か無事に巣立ちしたと連絡をもらい安心しました。
※スマスコ撮影
※観察地は伏せています。

巣立ちが、今日か明日かと言いながら、一週間、巣立ちの日がやってきました。19時過ぎから観察者が集まり出し、総勢15名ぐらい巣箱から安全な距離を保って観察開始。親鳥からの給餌も少なく、促しばかりで、ヒナも出るか出ないかと私達の様子を見て楽しむような動きもありました。巣箱から体半分出た時は、「がんばれ!あと少し」と応援し、諦めたら「なんでや~」と心の中で叫びの繰り返しでした。そして眠気が限界の方が増えてきて深夜1時、その時がやってきました。
最後の親鳥の促しをしたと思いきや、ヒナは身を乗り出し、勇気をもって巣箱に近い枝に飛び移りました。心の中で、拍手していました。

その後、枝から巣箱へ飛び移る事を繰り返し、安全に飛べている事を観察できました。巣立ちを、確認できたのはたった5人でした。本当にラッキーでした。偶然に出会った私の鳥仲間も、もう、寝ようかなと話されたのですが、0時57分だったのですが後3分待とうと声をかけて待ったら、こんな素晴らしい出会いに遭遇しました。本当に良かった。

明るくなってきて、ヒナは枝移りして、安全な場所に移動し、最後に親鳥からご褒美のカエルをもらっていました。運よく撮影できました。

完全に夜が明けて、一旦、巣立ち雛を見失ったのですが再び、見つける事ができて良かったです。ヒナの時から羽角が立っていることにきづきました。ほんと、ぬいぐるみ、みたいです。一緒に観察させて頂いた、館長、鳥仲間に感謝します。ありがとうございました。

夏鳥の囀り調査

深夜、オオコノハズクを観察していると、既に2時半を回っていました。日の出時刻が4時30頃だったのでそのまま、夏鳥の囀り調査になりました。時系列に記録した野鳥を掲載します。結果としてヨタカとジュウイチは記録した時間以外には囀り確認はありませんでした。
時間:種名
230ヨタカ
344ジュウイチ2
349餌カエル3回目
ジュウイチ鳴かない
351餌カエル4回目
402アカショウ4回鳴く一番上で
418雛に餌カエル促す
419~22ツツドリ
421ミソサザイ
422オオルリ
425アカショウビン鳴きあう
428アカショウビン近く鳴きあう。ミソサザイ、オオルリ大きい囀り
434ヒガラ
435ミソサザイ、オオルリ
436アオバト
439アオゲラ
ツツドリ鳴かない
452アカショウ近くで囀る。
オオコノハズクの雛見失う前にカエルで促す
ミソサザイ、オオルリ、張り合うほどのボリューム大の囀り。
506オオルリ、キセキレイ、ミソサザイがコラボして囀る。
510終了
547キビタキ囀る。オオルリなきやむ。

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