大台ケ原 バードウオッチング


日 時:2022年6月4日~5日
主 催:旅の本棚(トラベルギャラリー)
案 内:久下直哉(バードガイドKUGEオフィス)
目 的:バードウオッチングツアーを通して大台ケ原の野鳥の生息を知る。
目 的:早朝ヒアリングを通して繁殖する野鳥を把握する。
経 緯:関西の屋根とも言われる大台ケ原(1690m)、亜高山帯で暮らす野鳥を見たい、知りたい
という気持ちからツアーを企画した。

ツアーの雰囲気:ウオッチング環境


大台ヶ原(1693m)は日本で一番よく雨が降る地域です。でも今回は天候に恵まれました。写真の様な環境にはミソサザイやコマドリ、木々梢の先端にはオオルリが囀ります。

沢沿いの岩や切り株に止まってはミソサザイ(写真)が囀ります。


トウヒや笹薮があり、整備された林道も歩きます。こうした環境では、キクイタダキ、キバシリ、ルリビタキ、ゴジュウカラ、よく囀り、姿も見つけやすいです。またルリビタキとオオルリの囀りを一緒に聞く事ができるというとても贅沢な時間でした。


キクイタダキ雌が私たちを、2分ぐらい見てくれていました。不思議な時間帯でした。

朝のバードコーラス

バードウオッチング宿泊ツアーの楽しみの魅力として、夜明け前の野鳥のコーラスを楽しむ事です。野鳥は夜明けと同時では無く、夜明け分前から囀り始めます。ですから、まだ真っ暗ない間に宿玄関に有志で集まりポイントに向かいます。その結果以下の通りでした。
350現地着
353フクロウ
404人の少し顔見える
407ホトトギス
408ルリビタキ
410コマドリ
411ミソサザイ
412ツツドリ
413キクイダタキ
414オオルリ
416ヒガラ
ゴジュウカラ
417ツツドリ
421ウグイス、シジュウカラ
426コマドリ 鳴き止む
427ミソサザイ 周りはミソサザイばかりのように囲まれる。
428クロツグミ
430ホトトギス、ミソサザイ、ツツドリ、クロツグミ、シジュウカラ
435森が静かになる。
444カケス ヒアリング終了
水のある所 ウオッチング開始
502ルリビタキ、メボソムシクイ、ミソサザイ、アカゲラ等。
550カケス、コサメビタキ、ウグイス。

夜明け前(日の出4時44)の3時40分より、スタンバイしてヒアリングを開始。3時53にフクロウが、一瞬、鳴いたと思うと、その後、4時7分からコマドリ、ルリビタキ、ミソサザイ、ゴジュウカラ、オオルリ、ヒガラ、キクイタダキが順に一斉に囀り、4時35分に一旦、鳴き止み、そのウオッチングを開始しました。


駐車場にてカケスの姿を確認、太陽に照らされて羽繕い、採餌して飛び立った。ゆっくり観察。
朝食後は別のコースでハルゼミが鳴く中、お昼まで別のコースでウォッチングを開始。笹薮の間を歩き、キクイタダキ、オオルリ、ゴジュウカラ、コサメビタキの姿や囀りを楽しみました。

残念な看板


素晴らしい自然の中で看板の内容のような行為する方がいらっしゃるようです。私も実際に今回、現場でコマドリの囀りを流している方を見かけました。注意は、ビジターセンターにて報告し、レンジャーの方にお願いいたしました。すぐに対応してくださり、注意をアナウンスで流してもらい、現場にも駆けつけて頂きました。すぐに対応して頂いた事に感謝しました。

最後に感じた事

大台ヶ原は、たくさん絶景ポイントはありますが、それよりも鳥の姿や囀りを楽しめるポイントに絞り込んだコースを今回は選びました。期待した通り、ルリビタキ、キクイタダキ、コマドリの3種類は初日の昼から見聞きすることができました。関西で見られる冬鳥と夏鳥が同時に見られる素晴らしい探鳥地だと感じました。今後も期待したいと思います。ご参加頂いた皆様ありがとうございました。

 

 

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