『ミヤコドリの群れと海岸線の鳥』
主 催:旅の本棚
バードウォッチング ツアー | 旅の本棚 初心者でも安心 野鳥ガイド と行く初めてのバードウォッチング
案 内:久下直哉(バードガイドKUGEオフィス)
行 程:大阪駅7:30…9:20~30(土山)…9:59(津IC)…10:30~14:00安濃川
行 程:合流点14:40~16:20…16:44松坂IC~17:30~17:50(土山)…梅田IC19:33
春を感じさせる穏やかな天気で安濃川河口バードウオッチングを開催しました。10時半過ぎに、バスは河近くの駐車場に到着。私自身、一番、緊張するタイミングでした。堤防にあがり、ミヤコドリの姿はどうかというのは、自然のためドキドキです。何とか、多少の群れが確認できた時はホッとしました。

『ツアーでの楽しみ方と案内人の思い』
参加者皆様にミヤコドリの確認を報告し、堤防から観察できるようにご案内しました。ミヤコドリは河口ギリギリのところの砂州と波打ち際付近やあちこちで観察しました。私の案内はバス車内で話ましたが、皆さんに、たくさんいるミヤコドリの仕草や採餌方法、嘴の色合い、ミヤコドリの飛び立つ時の鳴き声などに注目して色々、気づいてもらうヒントを出しました。だから、べらべらと解説をしたり、すぐにスコープには鳥を入れないと話ました。現場では、ミヤコドリをゆっくりと観察される方、撮影される方、ミヤコドリ以外に、他の種類のシギ・チドリがいる事に気付いて、私に確認を取る方もいらっしゃいました。でも私は、どうしても、大阪で見辛く、皆さんに、見てもらいたい鳥、例えばウミアイサ、ホオジロガモ、ミユビシギ、に関しては私自身すぐに確認次第、望遠鏡を利用して観察してもらいました。

ミヤコドリの横を偶然に通りすぎるミユビシギ

飛翔するウミアイサ

ズグロカモメの目線
『観察会とツアーとの違い』
私はツアーと観察会の違いは、観察会の様に、全ての鳥をリーダーが見つけて「あそこに何がいます」と連呼して望遠鏡に入れるのではなく、お客様自身で野鳥がいる事に気付き、双眼鏡に入れて、野鳥を探すことを楽しみ、望遠鏡を使って探す楽しみ方、直感的な感覚こそが大切と、私は、思っています。ツアーでは、バードウオッチング体験が長い方、短い方、色々ですから、参加者全員に、心の中で、見て欲しいとバスの車内でお伝えしました。
『解説した事』
唯一、現場で、私が解説した野鳥の種類はズグロカモメとユリカモメの違い、ミヤコドリの年齢識別でした。類似種のユリカモメとの違いとしては、ズグロカモメの好物の餌はカニ、それを探すためにどのような飛び方をするかを話しました。またミヤコドリの年齢識別は虹彩の及びアイリングの色に注目する事でした。

ミヤコドリの虹彩に注目しよう。
お昼前に潮が満ち始めた頃にミヤコドリが何処からともなく大きな群れが集まり出し、一斉に水浴びを始めたことは圧巻でした。

お昼がいつの間にか過ぎて、各自昼食をとってもらい、再集合時間をお知らせした後に一旦、解散しました。バスは14時に出発し、次の目的地14時45分頃に到着。この様な環境にはミサゴやチュウヒ、ハヤブサ、オオタカなどの猛禽類出現に注意と話しているとミサゴが飛び始めていました。狩りは、失敗していました。

河川の縁にはマガモがギッシリ休息し、塒入りするカワウの群れがいました。小鳥類ではホオジロ、ツグミ、ムクドリがにぎにぎして、ジョウビタキ雄が出て来て皆さんの心を掴んでいました。そして皆さんが鳥を観た後に、あの場所で座ったりして、無意識に居心地よさそうにしている風景がとても印象的でした。

本日は旅の本棚のツアーにご参加頂き、またアンケートにご協力頂き、誠にありがとうございました。次回また、ツアーにて、皆様とお会いすることを楽しみにしています。
<出会えた鳥>
ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、オナガガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、ホオジロガモ、ウミアイサ、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、ダイゼン、シロチドリ、ケリ、ミヤコドリ、ミユビシギ、ハマシギ、イソシギ、ユリカモメ、ズグロカモメセグロカモメ、ハシブトガラス、ヒヨドリ、メジロ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ、イソヒヨドリ、トビ、、ミサゴ、ツグミ、ジョウビタキ、ホオジロ、カワラヒワ、ハイタカ、キジバト、モズ、オオバン、ミヤマガラス

バードガイド 久下直哉(くげなおや)
10代から80代までの幅広い顧客に、五感を使ったバードウオッチングをご案内。
大阪城公園から北海道知床、山陰、四国、九州、沖縄県宮古島を範囲。時には
海外の鳥も案内することも。野鳥だけでなく日本酒にも詳しい。
資 格:鳥類標識調査員 鳥見歴30年 ガイド歴16年 詳しいプロフィール。

コメント