テーマ:自然と触れ合う野鳥観察
主 催:阪急百貨店梅田本店 グリーンエイジ
協 力:ハクバ写真産業
【出展のご案内】阪急うめだ本店 Let’s Birdwatching ~自然と触れ合う野鳥観察~ | スワロフスキーオプティック (swarovskioptik-j.jp)
案内人:久下直哉
期 間:10月7日~9日 店内展示販売
期 間:10月8日~9日 午前・午後 各1回バードウオッチング
場 所:城北公園及び淀川河川敷
内 容①バードウオッチングの楽しみ方と双眼鏡の使い方
内 容②野鳥の探し方として「カワセミの見付け方」を知る
店内にはスワロフスキーの双眼鏡CL・NLシリーズを展示。
黒板やQRコードからバードウオッチングの申し込みを受け付け
日本野鳥の会大阪支部の保護活動に関しても同時開催。今回はシギ・チドリをテーマに。
観察結果レポート
10月 9時40分~11時40分
池にいるカモとしてカルガモを観察。望遠鏡を利用して瞳、まぶたの動きを観察。次に逆光のスズメを観察しスワロフスキーの特徴を紹介。モズの高鳴きを聞き、メタセコイヤの梢に止まっているのを確認。堤防を上がり、わんどや淀川本流を見渡しました。わんど沿いを歩き、オオバンの姿を確認。オオバンは何度も潜り、口いっぱいに水草をつまんでいました。オオバンが潜るために進化した足指の形状について解説しました。河川敷からUターンして途中、堤防から人工物にアオサギが休息している様子を確認して終了しました。
10月8日 12時40分~14時40分
池の切り株にイシガメを確認してからスタート。そしてカルガモの瞳を見ていたら「チィーッ」の一声、カワセミを確認。すぐに望遠鏡や双眼鏡で見ながらコバルトブルーの背面に感動しまた採餌シーンも運良く確認しました。堤防に上がり、猛禽類の飛翔や休息をチェックして、地上でエサを探しているムクドリの解説しました。堤防を下り、わんど沿いを歩くと、カワウが休息し、望遠鏡を使ってエメラルドグリーンの瞳を観察しました。河川敷からUターンし、公園に戻っていく途中にチョウゲンボウ2羽を確認。雄雌で低く飛翔してくれました。逆光ながら双眼鏡でチョウゲンボウの彩りを観察する事ができました。最後にモズを目線の高さで観察しました。
10月9日 9時40分~11時40分
バードウオッチングを開始直後に、カワセミの声がしたので、公園内の池の島の水際近い木々の枝を確認するとカワセミが止まっていました。前日見た場所と殆ど変わっていません。お気に入りのポイントだったと思います。落ち着いていたのでカワセミが次の移動をするまで私たちも、観察する事にしました。バードウオッチングを始めるきっかけになる代表的な鳥なので時間を使いました。カワセミをスワロフスキーの双眼鏡、望遠鏡使用して観察、スマホでも撮影しました。同時に、カワセミがどんなところに止まっている事も意識してもらいました。参加者の方の住まわれている付近の池で、カワセミを見つける為に目線をどこに向けて探せばよいのかという、次につながる解説をさせて頂きました。
出会えたカワセミ
スワロフスキーの双眼鏡を参加者全員が使用 スマスコの案内
堤防を上がり切った時、上空を見上げると魚を主食とするタカの仲間、ミサゴが2羽で旋回していました。下面から見ると普段なら逆光であまりどんな色か見えないのですがスワロフスキーの特徴である逆光にも強い(色が見える)所から、きっちりミサゴの色合いが感じられていたようです。ワンド沿いを歩きましたが今回は鳥の影が少なかったです。
なぜかザリガニが道路上にいたので水辺に返してあげました。
堤防から公園に戻ると、コサメビタキという夏鳥がうろうろしていました。地味な灰色の鳥ですが目が非常に可愛い鳥です。秋の渡りを感じた一瞬となり鳥合わせをして解散となりました。
ランチを食べる時間がありませんでしたが、休憩として定番の喫茶店休憩。
やっぱりミックスジュースで一息しました。
10月9日 12時40分~14時40分
バードウオッチングを開始して池や周りの木々の小枝に鳥が止まっていないかチェックしていると、コサメビタキが止まっていること気付きました。早速、望遠鏡に入れながら、全員で観察開始しました。全員が見終わったっところで飛んでしまいました。池にはカワセミは戻ってきていなかったので午前の部で見つけたコサメビタキのポイントに向かいました。すぐに鳥影を見つけました。コサメビタキかなと思ったら、胸に縦斑があり、嘴が少し細かったのでエゾビタキと判断しました。私たちの目線の高さを行ったり来たりする感じで、ゆっくり観察撮影する事ができました。エゾビタキの特徴として一度、木々に止まった所にはまた、ほぼ同じところに戻ってくる事を意識しました。観察して行動の習性を意識する事で上手に写真が撮れる話もしました。
観察したエゾビタキ
堤防に上がってワンドにを見渡しましたが午前と同様、鳥影なく、公園に戻ろうとしたときに一瞬だけ、ワンドにいるカワセミの声と飛翔する姿を確認する事ができました。公園に戻るとモズの姿と高鳴きを聞くことができ秋の気配を感じながらバードウオッチングを終了しました。
2日間で観察できた野鳥 トピックな鳥は太字
カルガモ、カワウ、アオサギ、オオバン、ミサゴ10/8、カワセミ10/8、コゲラ、チョウゲンボウ10/8、モズ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、メジロ、ムクドリ、
エゾビタキ10/9、コサメビタキ10/9、スズメ、ハクセキレイ。
謝 辞
この度は、阪急百貨店梅田本店グリーンエイジ様、スワロフスキー双眼鏡、望遠鏡のデモ機の展示や利用としてハクバ写真産業(株)様のコラボレーションにより、初めてのバードウオッチングを短期間でしたが開催する事ができました。その中で案内人として協力する機会を頂きました。思っていた以上の参加者数、そして出会いたい鳥の一種であるカワセミが観察できたことは本当に案内人として印象に残るバードウオッチングとなりました。
店内では日本野鳥の会大阪支部の保護活動の展示もあり、関心ある方は立ち止まって読まれている方がいたり、そのまま双眼鏡に興味をもって下さった方もいました。今回のご縁を大切にして、秋のイベントとして継続して頂ける事を期待します。スタッフの皆さま大変お世話になりました。ありがとうございました。
バードガイドKUGEオフィス
久下直哉
バードウォッチング ツアー | 初心者でも安心 野鳥ガイド と行く初めてのバードウォッチング (tabihon.jp)

バードガイド 久下直哉(くげなおや)
10代から80代までの幅広い顧客に、五感を使ったバードウオッチングをご案内。
大阪城公園から北海道知床、山陰、四国、九州、沖縄県宮古島を範囲。時には
海外の鳥も案内することも。野鳥だけでなく日本酒にも詳しい。
資 格:鳥類標識調査員 鳥見歴30年 ガイド歴16年 詳しいプロフィール。
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