山口県見島 春の渡り2024年

月 日:4月26日(金)~28日(土)
場 所:山口県見島
目 的:春の渡りを楽しむ
結 果:77種の野鳥と聞いて出会う。
4月26日
新山口駅に参加者全員集合し、バスで萩へ、船で見島本村港へ向けて出発しました。海上ではオオミズナギドリの大規模な群れ、小規模なカンムリウミスズメの姿を楽しみました。時間は約70分で島に到着します。本村港に到着し、旅館に移動し、観察準備をして、島での鳥を見つける目線を解説した後、初日は八丁八反とジーコンボ古墳群を、バードウオッチングしました。農道を100mほど、歩き田んぼ際にある木々の中でホオジロ類を見かけて、待機しているとノジコの姿が見られました。そして地鳴きから、囀り始めたので、素晴らしいウエルカムソングとなりました。

写真:ノジコ
初日は足慣らしの為、翌日のポイントを伝えて少し早めに切り上げました。宿に戻ると、新鮮な海の幸が並べられていました。翌朝の見られる、聞かれるだろうと思われる渡り鳥の囀りを確認して終了しました。

写真:新鮮な海鮮料理
4月27日
4時に旅館を出発し、まだ暗い中、ポイントに到着して鳥が囀るのを待ちました。アオバズク、ノゴマ、ノジコが囀り始め田んぼと休耕田が賑やかになってきました。時々、田んぼのそばで、アオアシシギがピョピョピョと鳴いていました。太陽が上がってきたところでダムに向けて出発しました。センダイムシクイやエゾムシクイの囀りを聞きながらダムにたどり着いたところ、朝食となりました。トイレがあるので安心です。ダムからの本村全体を見渡していると上空をノスリが飛んで行きました。

写真:ダムから見た八丁八反風景
いつものように宇津への集落に向けて歩いていると、上がり切ったいつものポイントでカラスバトの「モー、モー」と聞こえ始め、上空を見上げるとハリオアマツバメ、アマツバメ、ヒメアマツバメの群れが飛び交っていました。そのまま、集落へ続く道を歩き、港が見える所で、海上に浮かぶ生簀に風も吹いていないのに冠羽が目立つぐらい白いサギの姿が見えました。もしかしたら、あのサギと感じたので少し急ぎました。現場到着すると、間違いなく準絶滅危惧種で世界的希少種の「カラシラサギ」でした。まずは各部位を観察しました。私も何年ぶりにであったか思い出せないぐらいの出会いでした。

写真:生簀に休息していたカラシラサギ
次に港付近の芝生地ではムネアカタヒバリが採餌している姿を観察する事ができました。3羽ほどいる中で、非常に胸が赤い個体を中心に観察、撮影できました。

写真:ムネアカタヒバリ
そして、港付近の浜の所ではタイワンハクセキレイ5羽ほどが群れているのを確認しました。あっという間に12時となり、旅館からのお迎えが来ました。昼食を取り、次は16時位からバードウオッチングをスタートしました。夕方からはジーコンボ遺跡から海岸近くを中心に観察しました。ゴロゴロした岩場の上にチュウシャクシギが2羽止まってくれました。そして、海上では何度も、ミサゴがやってきて、ダイビングして狩りをしている風景を楽しみました。

写 真:ミサゴ
夕食も前日に引き続き、新鮮な海の幸を頂きました。夜は天体好きなお客様より星座を解説して頂きました。
冬の星座:ぎょしゃ座 春の星座:からす座 夏の星座:いるか座 夏の大三角 北斗七星
あんまり聞いたことが無い星座の名前も聞かせてもらいました。ありがとうございました。
4月28日
最終日、前日と同じように、宿を出発しました。夜が明ける前は星座の解説を再び聞かせて頂きました。夏の大三角形も観ました。そうしているとまた、ノゴマが囀り、ウシガエルが鳴き、八丁八反が目覚め始めました。朝霧が立ち込めていました。安全を確認した所で再び歩き始め、ポイントに到着すると、まさかの鳥の囀りが聞こえ始めました。2度聞き直したぐらい疑いましたが間違いなく「シマアオジ」の囀りでした。参加者全員で鳴いている方向に体を向けて双眼鏡で見ていると、参加者の1人より姿を見つけてスコープに入れて下さりました。囀っているシマアオジがスコープで確認した時は、私自身、興奮して舞い上がってしまいました。直ぐに記録撮影し、動画も撮りました。動画には心の叫び声も入っていました。

写 真:シマアオジ
その後はダムまで歩き朝食を食べて、ゆっくりと田んぼを散策しました。アオアシシギ、タカブシギが水田にいました。あっという間に午前中が過ぎていき、私たちは第2便の船で萩に向けて出発しました。海上では最後に、シロエリオオハムやカンムリウミスズメ、オオミズナギドリを観察する事ができました。ご参加頂いた皆様、早速、写真提供して下さったMさんありがとうございました。楽しい3日間をありがとうございました。

見聞き確認できた鳥 78種
カルガモ、カイツブリ、キジバト、カラスバト、シロエリオオハム、オオミズナギドリ、ヒメウ、カワウ、ウミウ、ササゴイ、アマサギ、アオサギ、ダイサギ、チュウサギ、カラシラサギ、オオバン、ジュウイチ、ツツドリ、ハリオアマツバメ、アマツバメ、ヒメアマツバメ、コチドリ、チュウシャクシギ、アオアシシギ、キアシシギ、タカブシギ、ウミネコ、セグロカモメ、カンムリウミスズメ、ミサゴ、トビ、ハイタカ、サシバ、ノスリ、アオバズク、ハヤブサ、チョウゲンボウ、サンショウクイ、モズ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、ツバメ、イワツバメ、コシアカツバメ、シロガシラ、ヒヨドリ、ウグイス、ヤブサメ、エゾムシクイ、センダイムシクイ、メジロ、オオヨシキリ、ムクドリ、コムクドリ、クロツグミ、ツグミ、ノゴマ、コルリ、シマゴマ、ノビタキ、イソヒヨドリ、キビタキ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、ビンズイ、ムネアカタヒバリ、タヒバリ、マミジロタヒバリ、アトリ、カワラヒワ、シメ、イカル、ホオアカ、カシラダカ、シマアオジ、ノジコ、アオジ。

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