春の渡りとカンムリワシ 石垣島

案内人:本若博次氏(現地案内人) 添乗兼ガイド:久下直哉

日 時:2024年3月29日(金)~31日(日)

主 催:旅の本棚
バードウォッチング ツアー | 旅の本棚 初心者でも安心 野鳥ガイド と行く初めてのバードウォッチング (tabihon.jp)

3月29日(金)
新石垣島空港に到着すると、すぐに蒸し暑さを感じ、石垣島に来たという実感が湧き到着ロビーに現地ガイドの本若博次さんが出迎えて下さいました。ツアーとしては10年振りの再会となりました。直ぐに専用車に乗り込み、西に向かって走り始めました。目的は、カンムリワシの幼鳥に出会う事でした。幼鳥は成鳥と全く違った色をしています。道中の田んぼにてホオジロハクセキレイ、タカブシギ、アオアシシギ、コアオアシシギを確認しました。そして、カンムリワシのポイントに到着すると、前方の電柱に白いカンムリワシ、幼鳥が止まっていました。幼鳥と観察する安全な距離を保ち、観察撮影に望みました。幼鳥が見られるポイント決まっていてシークレットな情報でした。感激しました。

カンムリワシ幼鳥
ゆっくり観察し、ホテルへの帰り道、道中で今度は、カンムリワシ成鳥が電線から田んぼ脇の地面に着地して採餌して山に入って行く姿も見られました。

カンムリワシ成鳥

カンムリワシ飛び立ち 尾羽の黒帯が美しい
3月29日(土)
今日の目的は、カラムクドリ、ズグロミゾゴイ、ムラサキサギを探す事でした。ホテルを出発して5分でまずは漁港近くの公園でカラムクドリの10羽以上の集団を観察する事ができました。
「この数が関西で出現したら大変な騒動になるね~」と話しながら観察していました。次に新川河口でアオアシシギ、リュウキュウツバメ、平田原でホシムクドリそしてシマキンパラを観察した後、ズグロミゾゴイ目的で、バンナ岳公園を巡りました。公園に到着して展望の良い所から見渡すと、ハイイロチュウヒの♀が飛翔しているのを確認しました。想定外の出会いでした。あと、園内では他にサシバも見つけましたがズグロミゾゴイと出会えず、次の川平方面に向かいました。ポイントに到着し、すぐに乗務員の方から100m先に地面で何か動いていると伝えてくださり、確認するとズグロミゾゴイでした。まずは近距離迄、車で近づき、その後、ドアを開けて観察撮影する事ができました。ここでは3か所で見る事ができました。

見たい鳥の一種 ズグロミゾゴイ

雄雌で鳴き合う 頬に婚姻色がある。シロハラクイナ

ランチタイム
ランチタイム終了後、ムラサキサギを探すため、再び田園風景が広がる地域へ移動しました。
すると、田園の一番奥の付近でセイタカシギの小群を見つけました。水浴びから羽繕いまで観察しました。

伸びをする、水浴びする個体 セイタカシギ

ガジュマルに集まる ズアカアオバト

その後、水門のある所で、電線にクロハラアジサシを見つけました。  クロハラアジサシ 飛翔

囀るりュウキュウキビタキ
今日最後のポイントは名蔵ダム周辺の林内でリュウキュウキビタキを探しにいきました。林内のポイントに到着すると、オリイヤマガラとリュウキュウキビタキの地鳴きが聞こえ始めました。しばらく待機していると木々小枝を移動する、リュウキュウキビタキの姿が見えました。オリイヤマガラは地鳴きのみでした。

首が細いムラサキサギ
その後、ホテルに戻る道中で、草地帯でムラサキサギが休息しているのを車内から観察撮影をする事ができました。

頭上から睨まれる リュウキュウコノハズク
ホテルに戻り、夕食後に、ナイトウオッチングに行きました。本若さんより確実にリュウキュウコノハズクを見るポイントにご案内頂き、到着して、5分以内でリュウキュウコノハズクが「コホッコホッ」と鳴き始め、本若さんがリュウキュウコノハzクとコミュニケーションをとる感じで目線の高さ、距離10m以内で、観察撮影ができました。
3月31日(日)
最終日、本若さんより今日の行程と目的とする鳥は「カタグロトビ」という案内からスタートしました。出発して東側ルートより少し北上し始め、カタグロトビが出現するポイントに到着し、スプリンクラーを注意深く観察していると、タカっぽいのが止まっているのを確認するとやはり、カタグロトビでした。車内より望遠鏡から見ていると、時々、私達を見ているように感じました。出会いたい鳥でしたので少し、私も含め、皆さん興奮気味でした。羽繕いから飛び立ちまで約45分、観察することができました。

歌舞伎役者みたいな正面顔 カタグロトビ

キョウジョシギの群れ
次に向かった先は海岸でした。時々スコールが降る中、海岸に到着し、岩礁を見るとキョウジョシギの複数の群れ、メダイチドリの群れの中にオオメダイチドリやムナグロが、混ざっていました。羽繕い、水浴びする風景を観察しました。

クロサギ 白タイプ飛翔
また同時に、クロサギの白色タイプも見つける事ができました。そして最後に、訪ねたポイントは、アカショウビンの囀りが聞こえるかもしれないという事でキャンプ場に向かいました。トイレ休憩も含めて場内で耳を澄ましていると、なんとリュウキュウアカショウビンが囀り始めました。3~4回、聞こえたので参加者全員で確認する事ができました。そして最後に空港に向かう道中、電柱に止まるカンムリワシの姿を確認し、見送られながら、空港に到着しました。
この度は本若博次さん、ツアーにご参加頂いた皆様、お陰様で出会いたい鳥にある程度、協力し合って、観察する事ができました。ありがとうございました。

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