バードウイークが5/10から始まり、今年は以前から気になっていた、コサギとゴイサギのコロニーを楽しむ事にしました。場所は天王寺動物園のバードケージの外周にあたる道沿いです。ちょうど、ヒナも顔出し、婚姻色の嘴のコサギとも出会えて奇麗かったです。少しでも明るい話題をと思ってテレビ大阪「やさしいニュース」にも協力して頂きました。
観察行程
観察日時:5月11・12・13・17日
観察場所:天王寺動物園のバードケージ外周付近
観察種類:コサギ・ゴイサギ
取 材:5月12日 天気予報士1名 カメラマン1名
予 定:引き続き巣立ちまで観察予定
コサギ・ゴイサギの親子の様子
コサギの婚姻色
コサギEgretta intermediaの婚姻色は目先、アイリング付近が繁殖期になると濃い赤紫色になります。しかし、婚姻色は一時的なものですぐに色が薄れていきます。また足指の黄色い部分も時より赤っぽくなることもあります。
コサギの給餌
良く観察しているとヒナが親鳥の長い首をつつく(刺激)することでヒナの口に直接与えているように見えました。コウノトリの場合は巣に餌を吐き出し、それをヒナが食べる様子が観察されていますので大きな違いだと思います。
コサギの親子
給餌が落ち着き、親も少しほっとした微笑ましい表情ですが、なんか親鳥の顔が笑ってしまうのは私だけかな?
少し成長したヒナ。親鳥と同じように羽繕いをしていました。
ゴイサギNycticorax nycticorax
コロニーには、ゴイサギも一緒に繁殖しています。成鳥の正面顔、ちょっとお疲れのモードかな。
ゴイサギのヒナ
翼を広げてこちらを向いています。上の写真の顔に本当になるかなと心配させられる全く違う顔ですね。コサギのヒナもそうですがゴイサギのヒナも恐竜の進化した個体と本当に思えます。成鳥のの顔、姿になるまで巣立ってから3年はかかるみたいです。
テレビ大阪 やさしいニュース
4月にヒバリの取材協力以降も情報提供をしていました。「天気予報」の3分以内の尺の中で1分から2分使って頂き、また予報士よりサギの鳴き声を真似てもらいながら、親子の可愛らしい様子を紹介してもらう事にしました。
万が一の為に撮影に関しての心遣い
婚姻色の解説も、天気予報士さんにして頂きました。
いつ見ても婚姻色は綺麗です。観察できるのは、ほんのわずかの期間です。
サギのコロニーは、引き続き観察を続けたいと思っています。皆さん、ご協力して頂きありがとうございました。
バードガイド 久下直哉(くげなおや)
10代から80代までの幅広い顧客に、五感を使ったバードウオッチングをご案内。
大阪城公園から北海道知床、山陰、四国、九州、沖縄県宮古島を範囲。時には
海外の鳥も案内することも。野鳥だけでなく日本酒にも詳しい。
資 格:鳥類標識調査員 鳥見歴30年 ガイド歴16年 詳しいプロフィール。
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