日 時:2025年2月27日
主 催:モンベル アウトドアチャレンジ
モンベル | イベント・ツアー | バードウォッチング
場 所:京都御苑
<振り返り>
前日に京都新聞社に用事があり、その帰りに京都御苑を下見していた結果、スムーズにバードウオッチングを楽しむ事ができた。また、常連のお客様と新規のお客様も含まれていましたので
無理ない程度にゆっくり時間をかけて進めていきました。一通りの流れを紹介した後、歩き始めた途端に植え込みの芝生地にアトリの群れの姿がありました。今シーズンは、あまり出会えてなかったので良かったなと思いました。いつもの池では嘴が婚姻色に偏した個体がいつものように休息し、石の上にはカワウが3羽いました。周辺のウルシの木の実にヒヨドリが啄んでいました。
アオサギは嘴が婚姻色になり、巣材の枝運びをしようとしていた。
その後、松林に入り、いつも様に、ビンズイ、ツグミ、シロハラを順番に見ていきました。
道中、木々にシジュウカラ、ヤマガラ、エナガ、がそれぞれに動き、営巣準備する個体も見られました。また、地上ではイカルの少数の群れも見られました。トイレの近くではジョウビタキの雌の姿もありました。時々、参加者の皆さんに、自分の双眼鏡で野鳥を確認できているかも確かめました。やはり、自分で双眼鏡で観察できていたら、楽しそうにされていました。
エナガ:巣材を運ぶ風景。
イカル:落ち葉を嘴で払いのけるかようにして、小さな実を採餌していました↑。
ツグミ:3歩、歩いては胸を張り、そしてミミズを探しながら引っ張り出して採餌する風景↑
ビンズイ:御苑の松林で越冬する代表的な鳥でオリーブ色、胸の縦斑で群れで動いています↑。
ジョウビタキ:目が愛くるしいジョウビタキの雌(通称:ジョビコ)。
松林を抜けて、最後のポイントに向かう途中、ハシブトガラスが何か実をナッツの様に咥えている風景を見ていたらツグミより大きい黒い影に参加者より気づかれて、何かいるとの事でした。見た瞬間、トラツグミだったので焦りましたが、今日、出会えたら嬉しい鳥が目の前にいた事にビックリしました。前日は観察ができませんでした。
トラツグミ:目線は看板かな?
トラツグミ:これはスマスコによる撮影。
バードウオッチングは常にリアルタイムに鳥との出会いあります。そして、見つける、彩りの楽しみがあります。私は阪神タイガースファンなのでやっぱり、毎冬、トラツグミに出会いたいと思っています。本日、ご参加頂いた皆さま、ありがとうございました。また、お会いできることを楽しみにしています。
出会った鳥 19種
キジバト、カワウ、アオサギ、トビ、コゲラ、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、エナガ、メジロ、トラツグミ、シロハラ、ツグミ、ジョウビタキ、セグロセキレイ、ビンズイ、アトリ、カワラヒワ、イカル
前日にはカワセミをゆっくり観察できました。今回は残念でした↓。

バードガイド 久下直哉(くげなおや)
10代から80代までの幅広い顧客に、五感を使ったバードウオッチングをご案内。
大阪城公園から北海道知床、山陰、四国、九州、沖縄県宮古島を範囲。時には
海外の鳥も案内することも。野鳥だけでなく日本酒にも詳しい。
資 格:鳥類標識調査員 鳥見歴30年 ガイド歴16年 詳しいプロフィール。
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