春の渡りとカンムリワシ 石垣島

「春の渡りとカンムリワシ 石垣島」
日 時:2025年3月7日(金)~9日(日)
主 催:旅の本棚
案内人:本若博次氏(現地ガイド)
Ishigaki-Bird | 八重山の野鳥をご案内します。 – Hiroji Motowaka –
久下直哉(旅の本棚 バードガイド)
バードウォッチング ツアー | 旅の本棚 初心者でも安心 野鳥ガイド と行く初めてのバードウォッチング
<振り返り>
石垣島空港に到着し、ホテル経由後、専用車にて移動し、現地ガイドの本若さんと合流し、ツアーが始りました。最初に車内にて島でのバードウオッチングの鳥の探し方を解説しました。私たちは、田園風景が広がる地域へ行きました。目線を高く、低くしていると、農家の方が歓談している所から50mぐらい離れた農機具の上にカンムリワシの幼鳥が止まっている事に気付きました。早速、スコープに入れて確認した所で少し、距離を縮めたら、幼鳥はエサを見つけたようで、最初より私たちに無意識に近づいてきました。嘴や脚の汚れない非常に奇麗な個体でした。

カンムリワシ幼鳥
いきなりウエルカムモードに喜んで、次のポイントへ進む途中の田んぼに、今度はムラサキサギの繁殖羽の綺麗な個体が姿を現しました。再び、ポイントを進めていくとスプリンクラーの上に止まるカンムリワシと出会いました。その距離、車内から1mも無い距離間となり皆さん、大慌てとなりました。

スプリンクラーに止まるカンムリワシ
初日からの歓迎ムードに参加者全員そして私と本若さんも、興奮していました。あっという間に、時間が過ぎ、初日の終了時間をオーバーしてしまいました。夕食は郷土料理が楽しめるお店で定食を頂き、その後、本若さんの特別な配慮で、ナイトウオッチングにてリュウキュウコノハズク、リュウキュウアオバズクを楽しみました。
3月8日(土)
朝7時30分に出発し、ホテルから近い公園にてカラムクドリの群れを楽しみ、その後、新川河口へ向かいました。河口ではオオメダイチドリやコチドリ、クロサギの白色型を確認しました。
次に新川河口近くの広い田園風景にて観察を開始。シロハラクイナがあちこちで顔を出しますがなかなかゆっくり観察できませんでした。タシギも時々、姿を現しました。最後の田んぼのポイントにてタカブシギ、アカアシシギの群れを見つけることができました。新川の田んぼを離れ、別方面の田んぼにて目線を色々向けているとカンムリワシの鳴き合う声や雨に濡れた翼を乾かす風景が見られました。
昼食後はズグロミゾゴイとの出会いを求めて海岸線にあるキャンプや小学校を校庭などを注意しながらポイントを巡りました。そして、2日目のタイムリミットが近づいてきた途端の、最後の小学校のポイントに入った瞬間、目の前にズグロミゾゴイが採餌する体勢に立ち会うことができました。

こんな事が起きるとは、参加者全員の集中力が切れなかったこと、また本若さんの普段からの観察に感謝しかありませんでした。本当に素晴らしい時間となり、私たちはホテルに戻り、夕食を楽しみました。
3月9日(日)
最終日は、公園にてカラムクドリを確認し、新川河口でオジロトウネンを観察しました。ヤツガシラを探す目的で過去に観察事例のあった場所を中心に巡りましたが今回は残念ながら観察する事はできませんでした。あっという間に時間が経ち空港に12時に到着し、記念撮影をした後に、私達は関西空港へ向けて離陸しました。今回も印象に残る鳥との出会いのドラマがたくさんありました。少しのこの振り返りを基に、また、どこかのツアーで皆様と再会できる事を楽しみにしています。この度は、「春の渡りとカンムリワシ石垣島」に、ご参加頂き誠にありがとうございました。
確認種 54種
カルガモ、ハシビロガモ、キジバト、ズアカアオバト、ズグロミゾゴイ、アマサギ、ムラサキサギ、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、クロサギ、シロハラクイナ、バン、オオバン、コチドリ、シロチドリ、オオメダイチドリ、タシギ、アカアシシギ、アオアシシギ、タカブシギ、キアシシシギ、オジロトウネン、ウミネコ、ミサゴ、カンムリワシ、サシバ、リュウキュウコノハズク、リュウキュウアオバズク、カワセミ、ハヤブサ、チョウゲンボウ、シマアカモズ、オサハシブトガラス、イシガキシジュウカラ、リュウキュウツバメ、ツバメ、シロガシラ、ヒヨドリ、ウグイス、キマユムシクイ、メジロ、セッカ、ムクドリ、トラツグミ、シラハラ、イソヒヨドリ、スズメ、ツメナガセキレイ、ハクセキレイ、キセキレイ、アトリ。
外来種
コウライキジ、インドハッカ、クジャク

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