ツアー:トキ観察とみなみ旅館の海鮮料理
月 日:2024年11月8日~10日
主 催:旅の本棚
案内人:久下直哉
伊丹空港から約50分で新潟空港に到着、カーフェリ(船上ではウミネコとたわむれました。)に乗り継いでお宿にチェックインしたのは夕方4時前後、すぐに宿の裏の田んぼへトキの塒入りポイントに向かいました。
船上でウミネコ幼鳥を観察
トキは昨年より少なくここでは3羽ほどでしたが、まずはご挨拶程度に観察し、初日は宿に戻りました。
いつものトキの塒にて
温泉に入り、夕食は、旅館の素晴らしいおもてなし料理で海の幸を満喫しました。そして有志で星空観察をしました。星に詳しいお客様の特別な解説で夏の大三角形と冬のオリオン座、
アンドロメダ星雲M31等を確認しました。
解禁されたカニ漁とお刺身 海鮮料理
2日目の朝は朝食前に、塒立ちしたトキが木々の梢に止まっているのを確認した後、朝食を取り、出発となりました。トキの森公園に到着し、周辺の林でバードウオッチング。カシラダカの群れとカケス(佐渡カケス)を確認した後に、トキの森公園内の資料館でトキの絶滅から野生復帰までの歴史を確認しました。その後、ランチとしていつものお店にて『天然ブリカツ丼』を頂きました。天然のブリのフライ5枚が乗っていて、新米、こだわりのたれがかかった丼です。
ブリカツ丼
お腹を満喫した所で、広い国仲平野の『トキ』ポイントを熟知されている乗務員さんと巡りました。既にトキ以外にコハクチョウの群れが入っているという情報をお持ちでまずは向かいました。するとコハクチョウの中に1羽だけトキが混ざり佐渡島ならではの風景を今回、初めて感じる事ができました。
コアハクチョウの群れにトキ
その後、一旦、海岸沿いを走り、車窓からテトラポットにいるカモ類、カモメ類を観察し1カ所、観光巡りしました。加藤酒造さんにて少し、時間を過させて頂きました。
加藤酒造『金鶴』
再び国仲平野に移動し、宿に向かっていく途中でまたトキを見つけながら戻りました。塒入りポイントも巡りましたがまだ帰って来ていませんでしたが、2日目の国仲平野でのトキの観察は約60羽前後でした。素晴らしい夕食を頂いた後、夜は前日同様に星空観察となりました。シートを引いて寝ながらアンドロメダ星雲を見つけて双眼鏡でゆっくり眺めました。
最終日は8時頃に宿を出発し、再び国仲平野を巡りました。田んぼでの群れで採餌、日光浴、
木々で休息、青空バックに飛翔する風景など色々な角度からトキがいる風景を感じる事ができました。
日光浴するトキ 2羽並び
木々にて休息・飛翔
畦道で羽繕いと冠羽がなびく
約3時間で70羽近く色々な角度から楽しみました。その後、加茂湖にてカモ類全般を観察しました。12時頃に両津港に到着し、高速船と飛行機を利用して、再び大阪に向けて出発しました。この度は「トキ観察とみなみ旅館の海鮮料理」ツアーにご参加頂きありがとうございました。
2日目の午後からは参加者の皆さん含めてトキを夢中になって探しながら、楽しんでいる風景がとても良かったです。今後とも、どうぞよろしくお願い致します。
観察種45種
ヒシクイ、マガン、コハクチョウ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、オナガガモ、ホシハジロ、キンクオロハジロ、スズガモ、ミコアイサ、キジバト、カワウ、ウミウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、トキ、オオバン、ウミネコ、ユリカモメ、ミサゴ、トビ、ノスリ、コゲラ、チョウゲンボウ、モズ、カケス、ハシブトガラス、ハシボソガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、タヒバリ、カワラヒワ、イカル、ホオジロ、カシラダカ
バードガイド 久下直哉(くげなおや)
10代から80代までの幅広い顧客に、五感を使ったバードウオッチングをご案内。
大阪城公園から北海道知床、山陰、四国、九州、沖縄県宮古島を範囲。時には
海外の鳥も案内することも。野鳥だけでなく日本酒にも詳しい。
資 格:鳥類標識調査員 鳥見歴30年 ガイド歴16年 詳しいプロフィール。
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