プロフィール

このサイトに訪問して頂きありがとうございます。バードガイドの久下直哉です。

プロフィール


ガイドとして18年。日本国内を中心として北海道から沖縄県与那国、海外は現地ガイドと共に北米を中心に案内をしています。
鳥見歴30年 ガイド歴18年 日本の鳥確認種402種
好きな鳥:ツバメ・コウノトリ・オオジュリン
好きな島と川:宮古島 淀川十三干潟
調査研究:淀川十三干潟を中継・越冬する鳥類
調査研究:但馬海岸を春に通過する渡り鳥
調査研究:六甲山系を秋に通過する渡り鳥
*鳥類標識調査を利用したデータを基に分析しています。
保有資格:鳥類標識調査者
保有資格:総合旅程管理主任者(添乗員)

幼少時代

幼少時代は主に鳥ではなく、虫取りばかりして自然と接していました。芋掘り、いちご狩り、遠足に行く度に虫取りをして過ごしました。虫にも観察できる四季がある事を、その当時から感じていました。また生き物を飼育する事で生き物に命があることも感じる事ができました。私が生き物好きと知った母が服部緑地公園でバードウオッチングの開催案内を申し込んでくれていた事がきっかけで、参加し、バードウオッチングの世界に入りました。初めてバードウオッチングして出会った鳥の中で感激した鳥はカワセミではなく、ヒレンジャク(写真)でした。将来の夢は獣医が動物園の飼育員でした。

中学時代


小学校卒業後に吹田から豊中北部へ引っ越しました。すぐにバードウオッチングが開催されている所を調べてみると自転車20分で行ける箕面公園で日本野鳥の会大阪支部が主催で開催されている事を知りました。集合時間が8時30分でしたが、なかなか参加できず、実際に参加できたのは、
1990年2月の箕面定例探鳥会でした。出会った鳥の中で感激した鳥はジョウビタキ(写真)でした。当時、参加者の中で一番、最年少だったと思います(笑)。
でも、その時のリーダーの皆さん、参加者の皆さんが暖かく迎えて下さったからこそ、今の自分があるのだと思います。今でも時々、箕面定例探鳥会のリーダーに会いに行くこともあります。
中学生の頃から同級生よりも、人生の先輩の方とのコミュニケーションしている事が多かった気がします。箕面公園だけでなく万博公園、緑地公園、淀川、大泉緑地、大阪城公園に行くことで、環境の違いによって野鳥の出現種が違うことを知り、どんどん野鳥を楽しむことができました。

高校時代


高校時代は、帰り道に淀川十三干潟に立ち寄りバードウオッチングをして帰っていました。高校生になった頃は、鳥の調査、研究に興味が沸きました夏休みにツバメのヒナ(写真)への給餌回数をカウントしたり、箕面公園上空を通過するサシバやハチクマの渡りをカウントしたり、またお世話になっていたリーダーが、野鳥を安全にカスミ網で捕獲し環境省のリングを装着し、渡り鳥のルートの解明や寿命を調査する鳥類標識調査員の資格を取得されて、その調査に参加する事が多くなりました。私もいつか、その資格を取得したいという気持ちになり、調査員になる為のトレーニングを始めました。貴重な体験をしました。受験の際はこうした、得意分野を活かしたことを評価してくれる自己推薦入試を選択しました。一浪して受験した結果、神戸にある流通科学大学に入学する事ができました。

大学時代


大学に入った秋に念願の鳥類標識調査員の資格を取得しました。そして、翌年の春から箕面公園を最初に調査を開始しました。最初に捕獲したのは、シロハラ(写真)でした。とても嬉しかった事を今でも覚えています。その後、現在は淀川や兵庫県但馬海岸で調査中。
大学4年間は、主にバードウオッチングをしながら、神戸市教育委員会の中にある神戸市ジュニア指導者協議会にの一員で洞川教育キャンプ場、神戸市立自然の家で土日や夏休みに利用する小学生やその家族を対象としたキャンプリーダーをしていました。その頃から、環境教育を含めたキャンプ事業を企画し、主催する事もありました。また、神戸市の小学校は自然学校(当時、5泊6日)を鉢伏高原で行われていて派遣されたりして、子供たちと一緒に自然を学びました。今でも、その時、同期のリーダーや指導して下さった先生とは今でも、時々、出会う事があります。

コウノトリの飼育員時代 2000年~2002年


大学卒業してすぐに、ご縁があって兵庫県豊岡に行くことになりました。初めの仕事はコウノトリの非常勤飼育員となりました。2000年当時、コウノトリ(写真)の数はまだ、80羽後半でした。まだその頃は、放鳥する話もはっきりとは知りませんでした。しかし年々、飼育個体が100羽に近づくにつれて、その話が具体化し、市民・研究者・飼育員・兵庫県が、共同で事業を進められていたことは間違いないようでした。
私も今までにコウノトリぐらいまでの大きな鳥と身近に出会うことも、触れ合うことも無かったので、給餌の時はいつも、腰が引けてしまい、飼育長から注意を受けていました。
「生き物に弱いところを見せたら、もっと狙われる」よく言われました。飼育員時代では、多くの事をたくさんの人にご指導頂いて、任期満了で飼育員を卒業させて頂く事になりました。今でも飼育員の方や研究者の方、ハチゴロウの戸島湿地のスタッフの方や但馬野鳥の会のメンバーとも交流させて頂いています。第二の故郷と思っています。

旅行会社時代 2003年~2012年


当時はまだ、バードウオッチングだけのツアー会社ではなく、山登りやネイチャーハイキングなど複合的なツアーの専門の旅行会社でした。私は既存のバードウオッチング企画を、見直しながら、新企画を増産していきました。(写真:キガシラセキレイ:山口県見島にて)
主な業務として
・既存の国内企画から 改企画&ガイド
・自らのバードウオッチングから 新企画&ガイド
・野鳥の会からの要望からの 受託企画&ガイド
・国内・海外の新しいガイドの発掘
・ツアーパンフの作成
などを担当していました。ツアー企画・立案・手配を習得しました。

バードガイドとして


最初の旅行会社とは会社都合で退職となり、その後、バードウオッチング専門の旅行会社で5年間、仕事をさせて頂き、2017年に旅行会社『風の旅行社』とガイド契約を結び、個人ガイドとしてバードウオッチングツアーを本格的に活動を始めました。旅行社とは一般募集ツアー、日帰りバスツアー、受注型ツアー(野鳥の会支部や自然保護団体からの受注)などをコラボさせて頂いています。(現在、新型コロナウイルス発生の影響により、『風の旅行社』との業務は休業中です。)
また2018年より『モンベルアウトドアチャレンジ』と契約し、初心者対応の現地日帰りバードウオッチングを開催しています。他では『京都ネイチャーツアー』と契約し、インバウンド対応で通訳付きのバードウオッチングをさせて頂いています。
極最近では2020年10月に『旅の本棚:トラベルギャラリー』11月に『阪急交通公社』の2社と、協力関係を持ちました。まだ始まった所で、お客様の層も、それぞれ違います。
「旅の本棚」は山登りを引退された方を対象に現地集合解散(半日、1日)のバードウオッチング体験講座、「阪急交通社」はグループの会員を対象に「野鳥の魅力」などをテーマにした座学やバードウオッチング体験講座等の対応を請け負う事になりました。こんなご時世であっても、ご縁があり協力関係を頂けたこと、本当に嬉しく思います。ありがとうございます。
これからも、バードウオッチングの楽しさを幅広い年齢層の方に知ってもらい、バードウオッチングを続けることが健康や長寿に大きな効果があることを信じながら旅作りを提案していきたいと思います。(写真:ヤツガシラ:山口県見島)

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