日 時:8月9日~10日
主 催:旅の本棚
協 力:ハクバ写真産業 ツアー中、スワロフスキー双眼鏡のレンタル。
今年も立山縦走チームに便乗させて頂いて、ライチョウ観察チームも一緒に立山・室堂に向けて、大阪駅を出発しました。名神高速、北陸道を利用して、途中の、多賀サービスエリアにてコシアカツバメの巣穴から顔出す雛を観察し、立山室堂に到着したのは15時30頃。
バスのターミナルにて観察準備をした後に宿に向けて出発した。その道中のみくりが池周辺で
毎年、出現が高いので急ぎ足で歩きました。翌日は雷雨という予報だったので初日の内に観察する事が条件となっていました。
みくりが池風景
カヤクグリやメボソムシクイの囀りを聞きながら、風景と共に涼しさを感じながらポイントに到着。「この辺りでライチョウを探しましょう」と言った瞬間、視力の良い参加者より「ライチョウがいた」という声。私自身、すぐに見つけられずでしたが何とか確認ができ撮影する事ができました。
同時に2羽のヒナ連れというラッキーな出会いとなりました。
雛の顔 正面
そして、ライチョウを観察しているとカラスみたいな声がしたと思うとハイマツ帯に黒い影が見えました。思わず「ホシガラスだ!」と声を出してしまいました。その後、雷鳥荘に向かう途中のハイマツ帯と斜面で何度もホシガラスのの姿が見られました。
休息するホシガラス
雪渓をバックにハイマツの実を咥えて飛翔するホシガラス
ハイマツ帯から飛び立つホシガラス
このツアー3年目にしてこんなにホシガラスを見たことなかったので少し、ライチョウよりも夢中になってしまいました。無事に宿に到着し、翌朝、夜明けと共にウオッチングする予定でしたが、爆風、雷雨で鳥を見るどころではありませんでした。
風雨に耐える参加者
室堂ターミナルに安全に戻る事だけを考えて出発する事にしました。参加者全員、問題なく室堂ターミナルに到着、一息した所で、山チームとバス内で合流し大阪に帰宅する事ができました。
この度はライチョウ観察ツアーに、ご参加頂き誠にありがとうございました。前日に、ライチョウとホシガラスを十分に観察ができて本当に良かったと思います。また、ツアー中、ハクバ写真産業のT様にはスワロフスキー双眼鏡、及び安全管理も後方から見守って頂きました。ありがとうございました。

バードガイド 久下直哉(くげなおや)
10代から80代までの幅広い顧客に、五感を使ったバードウオッチングをご案内。
大阪城公園から北海道知床、山陰、四国、九州、沖縄県宮古島を範囲。時には
海外の鳥も案内することも。野鳥だけでなく日本酒にも詳しい。
資 格:鳥類標識調査員 鳥見歴30年 ガイド歴16年 詳しいプロフィール。
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