テーマ:羅臼・憧れのシマフクロウと野付半島バードウオッチング
日 時:2025年1月18日(土)〜20日(月)
主 催:旅の本棚
案内人:久下直哉
1月18日(土)
中標津空港を出発し公園内でマガモ、コガモの群れやコガラ、ハシブトガラ、ゴジュウカラなどを楽しみ、その後、尾岱沼近くの温泉宿にチェックイン。キタキツネが近距離で歓迎してくれました。夕食を楽しみ、参加者有志で火星、木星、金星、土星を同時に観測し、明日に期待しました。
キタキツネ
1月19日(日)
翌朝は、宿から素晴らしい日の出を拝みました。
朝食後、宿を出発し野付半島を目指した。道中、エゾシカの群れがあり立派な雄鹿が目の前に現れました。 野付ネイチャーセンターに8時過ぎに到着し開館迄の時間、海鳥を観察。黄色い嘴のクロガモの群れ、ケイマフリの冬羽を遠くながら確認しました。9時より通行許可書を得て野付半島先端まで目指しました。先端に到着した所の草地にはハギマシコの群れ、海岸沿いにはハマシギ、コクガン、コオリガモが見られました。コオリガモが「アオナ~アオナ~♪」と鳴いている声が印象的でした。
時々、ジェット機の様にウミアイサが、飛ぶこともありました。
最後に目的のユキホオジロの群れと出会いました。久しぶりの再会で少し興奮していました。昼食はセンター内で各自それぞれ注文して済ませました。私は毛ガニいくら丼にしました。
あの憧れの鳥に期待!
その後、羅臼にある憧れの宿に向けて出発。羅臼港でシノリガモの群れとオオハクチョウを楽しみチェックインしました。早めの夕食後、憧れの鳥を待ちました。憧れの鳥とは「シマフクロウ」アイヌ語でコタンコロカムイ(村の神様)を意味します。。シマフクロウは全長約68cmから70cmで翼を広げると、180cmの日本で最大のフクロウの仲間。前日のシマフクロウの飛来時間を確認し、お部屋にてスタンバイした途端に観察ポイントに1羽やってきました。こちらを向いて、私達の方を感じてくれていたようです。
その後、翌朝まで12回、雄、雌、幼鳥が交代するかのように、時には親子でポイントに立ち寄ってくれました。私たちは仮眠する暇も無いぐらいの登場となりました。気づいたら朝6時になっていました。ポイントで魚を捕食して、呑みこむ時、見ているとなぜか瞬膜が見えていました。不思議でした。ポイントに滞在する時は、一瞬の時や長い事、待機している事もありました。谷に響く低い声で鳴き合う声も感激しました。
シマフクロウ エンジェルポーズ
捕食
捕食して移動
1月20日(月)
最終日は漁港巡り、車窓チェック、公園を経由して中標津空港に到着しました。そして、最後にマガモ雌さんおのお友達のオオハクチョウがお見送りに。
無事にツアーは終了しました。今日、明日中はまだまだ、目を閉じるとシマフクロウの声と姿が蘇ってきそうです。ご参加頂いた皆様、楽しい充実した旅と時間ありがとうございました。
出会った鳥:コクガン、オオハクチョウ、マガモ、コガモ、ヒドリガモ、シノリガモ、クロガモ、コオリガモ、ホオジロガモ、スズガモ、ウミアイサ、カンムリカイツブリ、シロエリオオハム、
ヒメウ、オオセグロカモメ、シロカモメ、ユリカモメ、ハマシギ、ケイマフリ、オジロワシ、オオワシ、シマフクロウ、(エゾ)コゲラ、(エゾ)アカゲラ、カラス2種、ハシブトガラ、コガラ、
ヒガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ゴジュウカラ、ミソサザイ、カワガラス、スズメ、ハギマシコ、ユキホオジロ、37種
バードガイド 久下直哉(くげなおや)
10代から80代までの幅広い顧客に、五感を使ったバードウオッチングをご案内。
大阪城公園から北海道知床、山陰、四国、九州、沖縄県宮古島を範囲。時には
海外の鳥も案内することも。野鳥だけでなく日本酒にも詳しい。
資 格:鳥類標識調査員 鳥見歴30年 ガイド歴16年 詳しいプロフィール。
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