日 時:2025年1月7日(火)
場 所:箕面公園
主 催:旅の本棚
バードウォッチング ツアー | 旅の本棚 初心者でも安心 野鳥ガイド と行く初めてのバードウォッチング
<振り返り>
日本列島に冬の寒波が入り始めた初日、箕面公園、冬晴れではあるが本当に寒い。この寒さで冬鳥がもう少し飛来してくれたら嬉しいなぁと思いながら滝道を歩き始めました。出会いたい鳥は冬の箕面ならではの鳥としてホオジロの仲間のクロジ、今から繁殖期を迎えるカワガラスに期待しました。そしてどこかでルリビタキが見れたらと思っていました。鳥を見つける為の目線の向け方や猛禽類と遭遇に意識する事などを紹介しながら歩きました。
階段を上がり、研究路を歩き始めたところで、「ピリリ、ピリリ」と、連呼して警戒音を鳴らすエナガの群れに遭遇したのですぐに上空を見上げるとハイタカが飛翔して、私たちを見おろしていました。エナガは猛禽類に敏感な鳥です。私はいつも反射的に反応してしまいます。そして、猛禽類と出会います。
ハイタカ:撮影:鳥仲間K氏
研究路でハイタカを見たり、ヤマガラが地上でエサを取っているシーンを確認したり、金属音で「チッチッ」と鳴くクロジを見たりしながら滝を目指しました。道中、箕面川沿いを歩きましたが
カワガラスとの出会いが無く、カラ類との群れとも出会うことなく、大滝に11時半頃に到着し、少し早めの昼食となりました。
昼食後は、ドライブウエイを上がり、トンネル手前でツルマサキの実を食べるジョウビタキのメスを観察し、再び箕面川沿いを歩きました。珍しくカワセミの姿はありました。また山の稜線でミサゴが魚を採餌している姿を観察しました。でも、カワガラスの姿に期待していたのですがなかなか出会えません。まとめをするポイントに到着する寸前に下流から私たちを追いかけてきた勢いで、カワガラスが姿を現してくれました。川の石と殆ど同じ色をしている為、見つけづらい鳥ですが全員で観察できたことにホッとしました。
カワガラス:箕面川 久下撮影
カワガラスを観察し、出会った鳥の振り返りをしたところで、滝道に戻っていきました。雲が出てきて肌寒く感じ始めたので足早に龍安寺の所まで歩いてきた時、ふと箕面川を見ると、オオサンショウウオが珍しく姿を見せてくれました。久しぶりでした。
オオサンショウオ
オオサンショウオを観察し、昆虫館を過ぎたところの箕面川の澱み(よどみ)があり、山の斜面の所で、最初にルリビタキが水浴びしているのを確認しました。そして参加者より、後方からトラツグミがいると声が聞こえました。指刺される方向を見ると確かにトラツグミが採餌していました。
トラツグミ:撮影:久下
なんという、想定外の鳥との出会いに参加者一同、興奮しながら、バードウオッチングが終了しました。ご参加頂いた皆さま、また一緒にバードウオッチングできる日を楽しみにしています。
ご参加、ありがとうございました。
<出会った鳥>
キジバト、ミサゴ、トビ、ハイタカ、カワセミ、コゲラ、カケス(声)、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、カワガラス、トラツグミ、シロハラ、
ルリビタキ、ジョウビタキ、イソヒヨドリ、スズメ、クロジ 22種
バードガイド 久下直哉(くげなおや)
10代から80代までの幅広い顧客に、五感を使ったバードウオッチングをご案内。
大阪城公園から北海道知床、山陰、四国、九州、沖縄県宮古島を範囲。時には
海外の鳥も案内することも。野鳥だけでなく日本酒にも詳しい。
資 格:鳥類標識調査員 鳥見歴30年 ガイド歴16年 詳しいプロフィール。
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