主 催:阪急百貨店 西宮店
日 時:2024年11月27日
少し肌寒い中、阪急夙川駅を出発し、バードウオッチングを開始しました。参加者の方は少人数でしたが、バードウオッチング全く初めての方いらっしゃいました。最初に、鳥を見つける目線と鳥を見つけた時の伝え方を解説しました。河川堤防に上がり、上流の苦楽園方面に向けて歩き始めました。上空をアオサギが飛んで行きました。
河川で野鳥を探すときは、セキレイ類、カワセミ、カモ類が採餌、休息していないかを意識しながら、立ち位置から遠い目線から手前に、コンクリートの堤防の淵、河川上の石の上、砂州、草地、合流している河川や堰を双眼鏡でチェックしていきます。まず上流に目を向けてみるとカルガモの姿がありました。カルガモの採餌、休息を確認し、瞼を下から上に閉じるところまで望遠鏡で確認しました。また嘴先端の黄色の部分も確認しました。
続いて、支流の合流の所でツグミが水浴びし、またハクセキレイ、キセキレイが採餌している姿を確認しました。時々、コサギの姿もありました。特徴である黄色い足指を、確認しました。2ヶ所で確認できました。 河川以外に松林や桜の木々小枝を鳴きながら移り行く野鳥として、シジュウカラ、ヤマガラ、メジロ、コゲラが群れになって移動して行きました。既に混群(こんぐん)のスタイルになっていました。冬に集団になり餌を探し天敵となる猛禽類から身を守る方法です。
苦楽園近くの公園内でスズメの集団が採餌していたので観察しました。集団の中には、今年生まれの幼鳥と成鳥がいました。嘴の基部や頭部の色を確認しました。一番、私達の身の回りにいる野鳥です。多少、警戒心がありますが採餌に夢中で5m範囲内で観察しました。苦楽園の所で折り返し、夙川駅に向けて歩き始めました。この時点ではまだカワセミの姿は見えていませんでした。
出会いたいな~と思いながら歩きました。
そして、夙川駅に到着する寸前にカワセミらしい「チッチー」という声が聞こえました。参加者の方の指さす方向を見ると、双眼鏡で石の上に止まっている姿を確認しました。すぐにスコープに入れて確認しました。飛んで餌を取る風景や足元まで飛んできてくれるというサービスまでありました。いつ見てもカワセミはウオッチャーに感激を与えてくれる鳥です。私自身もホッとしました。
その後、今日、見た鳥の振り返りをした後に終了しました。ご参加頂いた皆さま、スタッフの皆さま有難うございました。
観察した鳥
カルガモ、アオサギ、コサギ、カワセミ、コゲラ、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、エナガ、メジロ、ツグミ、スズメ、ハクセキレイ、キセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、イカル。
次 回:2025年3月26日 予定 夙川下流へ香露園浜ひ冬鳥
バードガイド 久下直哉(くげなおや)
10代から80代までの幅広い顧客に、五感を使ったバードウオッチングをご案内。
大阪城公園から北海道知床、山陰、四国、九州、沖縄県宮古島を範囲。時には
海外の鳥も案内することも。野鳥だけでなく日本酒にも詳しい。
資 格:鳥類標識調査員 鳥見歴30年 ガイド歴16年 詳しいプロフィール。
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