ミヤコドリの群れと海岸線の鳥 三重県安濃川2025

テーマ:ミヤコドリの群れと海岸線の鳥

日 時:2025年2月11日(祝・火)

場 所:三重県安濃川河口周辺

主 催:旅の本棚

大阪駅を出発し、名神、新名神を経由して安濃川河口に向かいました。去年の4月頃に、鳥仲間と久しぶりに安濃川河口のミヤコドリを見に行った際、バスツアーを企画しようと思いました。過去には他社さんで安濃川河口企画はしていたのでイメージは出来上がっていました。でも、調べてみると10年前の記録が残っていました。ちょっと、驚きました。今回のツアーには10年前のツアーにご参加頂いた方も参加されていた事に嬉しさと時代を感じました。

さて、現場に到着して、堤防から干潟が出ているか、ミヤコドリは見えているかというのは当日でないとわからない為、ドキドキしていました。そして堤防に上がり、河口を見渡すと干潟はできている事を確認し、ミヤコドリはと思うと、群れの固まりでは無く、分散して少数があちこちで採餌している姿が見られてホッとしました。ミヤコドリが群れでいた場合は、動きが少なく、特徴のある嘴も隠している為、観察する楽しみが減りますので今回は幸運でした。
参加者の皆さんは、初めての観察地で、初めてミヤコドリを見たという方も多かったので自分で1羽のミヤコドリを観察する気持ちになってもらうように案内をさせてもらいました。餌のとり方や鳴き合う声の確認、望遠鏡を持っている方には虹彩を見る事で年齢識別する楽しみを解説しました。十分にミヤコドリを観察したら次に、河口に見られているカモの種類とカモメ類の確認をしました。
 見られるカモ類は主にスズガモの群れが多く、次にウミアイサ、ホオジロガモが、よく観察する事ができました。ウミアイサの雄の頭部はお洒落でよく目立ち、潜りますが非常に近くで観察できました。カモメ類はユリカモメの他にズグロカモメが1~2羽飛んでいました。

昼食後は、もう一つのポイントの雲出川河口に向かいました。カモ類としてはヨシガモ、オカヨシガモが見られましたが、非常に風が強くなりましたのでこれ以上、観察し続けると体調が崩す可能性があると感じた為、少し早めに切り上げる事にしました。写真はミヤコドリ。

大阪駅には17時過ぎに到着し解散させて頂きました。この度は,ツアーに多くのご参加を頂き誠にありがとうございました。また、アンケートにご協力、くださりありがとうございました。アンケートより、宿泊ツアーでは4/25見島、6/3大台ケ原、4/28有明海、日帰りは7/5吉備高原、8/1伊吹山に興味の高い方が多かったです。どれも人気のツアーでございますので是非、前向きにご検討下さい。以下のHPにてツアー申込案内が公開されています。今後とも、どうぞよろしくお願い致します。 写真はミヤコドリの採餌風景。

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確認種
オカヨシガモ、ヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、オナガガモ、コガモ、ハシビロガモ、ホシハジロ、キンクハジロ、スズガモ、ホオジロガモ、ウミアイサ、カイツブリカワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、ケリ、ダイゼン、シロチドリ、ミヤコドリ、イソシギ、ミユビシギ、ハマシギ、ユリカモメ、ズグロカモメ、カモメ、セグロカモメ、ハシブトガラス、ヒヨドリ、メジロ、ムクドリ、スズメ、タヒバリ、ハクセキレイ、

ミヤコドリの渡りについて<参考>
カムチャツカ半島で繁殖した ミヤコドリ 日本に渡来 カラーフラッグにより初めて判明|鳥類標識調査仕事の実際と近年の成果|山階鳥類研究所

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