日 時:10月25日(金)
主 催:朝日カルチャー中之島教室
場 所:神戸市北区道場周辺
テーマ:ノビタキを求めて!
結 果:
いつもこの時期は大阪城の秋の渡りを観察に出かけていました。今回は過去、個人的に何度か歩いたことがある道場の田園風景と武庫川上流をノビタキを求めて歩きました。道場駅を9時30分に出発しました。橋を渡り、畑の杭に注意しながら歩き、竹藪を越えて、民家を通りすぎると田んぼ一面にたどりつきました。その道中で、電線にスズメの群れに交じったニュウナイスズメ、ジョウビタキの雄や上空をアトリの群れ、チョウゲンボウのホバリングを確認しました。農道を見渡しながら歩き、セキレイ類、時々、ヒバリが囀っていましたが目的のノビタキの姿がありません。
お昼を食べて有馬川の堤防でランチにして川をみていると、参加者の方より、ケリを見つけられて、堰の所に予言どうり、やっぱりイカルチドリが休息していました。
写 真:イカルチドリ観察中
その次にイソシギが飛んできました。イソシギとイカルチドリをゆっくり識別してまた川沿いを歩く度にイカルチドリを何度か見つけました。
写 真:イカルチドリ
もうすぐ、駅に近づくという堤防沿いで、小鳥がガードレールに止まる瞬間がありました。やっと、今回、求めていたノビタキが2羽、姿を見せてくれました。
代わる代わるスコープをのぞき込み、ノビタキとの出会いに感激されていました。
写真:ノビタキ 第1回冬羽
ガードレールの手すりを見ると糞が白く付いています。一時的にこの場所で縄張りを取っていたと思います。この後、カワセミが水面すれすれを飛びながら、止まった所を観察して終了となりました。目的の鳥が出会え、また冬鳥も少し観察出来て楽しくバードウオッチングができました。ご参加頂いた皆さま、ありがとうございました。
観察種:35種
カルガモ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、バン、ケリ、イカルチドリ、イソシギ、トビ、カワセミ、コゲラ、チョウゲンボウ、モズ、カケス、ハシブトガラス、ハシボソガラス、シジュウカラ、ヒバリ、コシアカツバメ、イワツバメ、ヒヨドリ、メジロ、ウグイス、ジョウビタキ、ノビタキ、ニュウナイスズメ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、アトリ、カワラヒワ、ホオジロ。
バードガイド 久下直哉(くげなおや)
10代から80代までの幅広い顧客に、五感を使ったバードウオッチングをご案内。
大阪城公園から北海道知床、山陰、四国、九州、沖縄県宮古島を範囲。時には
海外の鳥も案内することも。野鳥だけでなく日本酒にも詳しい。
資 格:鳥類標識調査員 鳥見歴30年 ガイド歴16年 詳しいプロフィール。
コメント