日 時:2023年6月3日~4日
主 催:旅の本棚
案内人:久下直哉
日 時:6月3日
心配していた雨が止み、青空の下よりバスは大台ケ原に向けて出発しました。渋滞も無く、最初の休憩地の道の駅に11時に到着しました。昼食など購入し、再び出発し、12時に、大台ケ原の駐車場に到着した。昼食を取り、荷物を宿に預けて、翌朝に巡るコースを下見しました。
コースは中の道を使い、鷲ヶ辻の手前まで歩きました。時々、白い花のシロヤシオが、奇麗に咲いている中、針葉樹林帯でヒガラ、キクイタダキが囀っていました。沢沿いではミソサザイがあちこちで囀り賑わっていました。途中、アカゲラもドラミングをする風景が見られました。前日の雨の影響で水が道に溢れて鷲ヶ辻までは到達できず、
途中で折り返すことにしました。その地点で、
ルリビタキの囀りを少し楽しむ事ができました。
宿に戻り、夕食を頂き、少し早めの就寝となりました。
日 時:6月4日
夜明け前の3時50分に宿を出発しました。まだ暗く、足元を懐中電灯で照らしながら歩き始めました。4時05分にアカハラが囀り始めたので、そこで定点観察を開始しました。その後、ミソサザイ、ホトトギス、オオルリ、ヒガラが順に囀り始めました。森の目覚めを感じながらまた歩き始めて、沢を通り越したところで、4時29分、コマドリが囀り始めました。まだ暗く、姿までは確認できませんでしたが十分に聞き入る事ができました。4時40分、次の定点ポイントに到着するとツツドリが鳴きだしたかと思えば、頭上でジュウイチが大きな声で囀り、その後、ホトトギスも続きました。ホトトギスの仲間を同時に3種類、楽しむ事ができました。そこから少し歩いて、前日同様にルリビタキの囀りを聞いた所で折り返し、宿に戻って行きました。道中、オオルリが前日と同じ所で囀り、何度か全員で姿を確認できました。
朝食後、再び宿を出発しました。西大台方面を歩き始めました。見通しの良いコースで倒木や切り株が多いため、ミソサザイが見つけやすい環境でした。ミソサザイが囀るたびに参加者が見つけられるようになっていました。ヒガラやコガラの囀りを聞きながら定点観察をしていると遠くからアカゲラの声が聞こえてきたなぁと思っていたら目の前の木々に止まりました。続けて、ゴジュウカラが倒木を走るかのようにして姿をゆっくり観察させてくれました。この後、宿に戻り、荷物を車に預けて、昼食を頂き16時頃に大阪駅に到着しました。ご参加頂き、誠にありがとうございました。
<朝の囀り時間>
405アカハラ412ミソサザイ・ホトトギス・ヒヨドリ416オオルリ・ヒガラ・ミソサザイ
429コマドリ(沢)・ツツドリ・ミソサザイ・440ツツドリ・ジュウイチ・ホトトギス
449カケス・451ルリビタキ・454キバシリ・606ゴジュウカラ・ウグイス
<囀り以外で見た鳥>
ノスリ・トビ・ツバメ・コゲラ・キセキレイ・コサメビタキ・ヤマガラ・シジュウカラ・カワラヒワ・
バードガイド 久下直哉(くげなおや)
10代から80代までの幅広い顧客に、五感を使ったバードウオッチングをご案内。
大阪城公園から北海道知床、山陰、四国、九州、沖縄県宮古島を範囲。時には
海外の鳥も案内することも。野鳥だけでなく日本酒にも詳しい。
資 格:鳥類標識調査員 鳥見歴30年 ガイド歴16年 詳しいプロフィール。
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