調査地風景 日本海を望む
調査日時と内容
月 日:2022年4月27日~29日
調査地:兵庫県と鳥取県の境目の日本海沿岸雑木林
調 査:鳥類標識調査
※鳥類標識調査とは環境省が山階鳥類研究所に委託しているカスミ網を使用して野鳥を捕獲して足環を付けて渡りルートや寿命などを調べる調査です。写真は調査中に記録として安全に野鳥を持って撮影しています。転載は厳禁です。ご協力お願いいたします。
https://www.yamashina.or.jp
目 的:春の渡りルートを解明する。
結 果:16種類42羽放鳥 キビタキ、マヒワ、シロハラ、アカハラ、アトリ、ヒヨドリ、
シジュウカラ、コルリ、メジロ、ヤマガラ、コゲラ、ルリビタキ、ウグイス、
エゾムシクイ、アオジ、サンショウクイ
調査結果
コルリ:2AL-76768
4月27日から4月29日まで『春の渡り』をテーマに兵庫県北部の海岸沿い新調査地点にて鳥類標識調査しました。調査員は私を含め複数で交代しました。私の調査期間中は放鳥数は16種42羽でした。主な夏鳥はキビタキ、クロツグミ、コルリ、各1羽放鳥しました。調査期間中、1日で一番多く夏鳥を放鳥した日は4/27日(キビタキ5、コルリ1、アカハラ1)でした。
サンショウクイ♂ 2AL-76770 放鳥が難しい、サンショウクイ(4/29)を放鳥しました。
マヒワ♂ 1J-07903 放鳥が難しい、マヒワ(4/27)を放鳥しました。
感じた事
春の渡りが早い傾向があると感じていて4/25から30日を中心に実施しましたが天候も影響あると思いますが期間中、あまり大きなピークもなく、下旬にかけて夏鳥の放鳥が少なかったです。
昔は4月下旬ほど夏鳥の渡りが増える傾向がありました。今年は大阪城公園の様子では、4/20過ぎがオオルリ、キビタキ、センダイムシクイ等が多く観察されたとHPに掲載されて、私も観察で、感じていました。今年の春の渡りは下旬ではなく中旬が最盛期だったのかなと感じた調査となりました。来年も継続して傾向を見てみたいと思います。
バードガイド 久下直哉(くげなおや)
10代から80代までの幅広い顧客に、五感を使ったバードウオッチングをご案内。
大阪城公園から北海道知床、山陰、四国、九州、沖縄県宮古島を範囲。時には
海外の鳥も案内することも。野鳥だけでなく日本酒にも詳しい。
資 格:鳥類標識調査員 鳥見歴30年 ガイド歴16年 詳しいプロフィール。
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