日 時:2022年3月13日(日)
主 催:旅の本棚
バードウォッチング ツアー | 旅の本棚 (tabihon.jp)
協 力:ハクバ写真産業株式会社
スワロフスキーオプティック | オフィシャルサイト (swarovskioptik-j.jp)
場 所:大阪府大泉緑地公園
時 間:9時30~15時頃
案内人:久下直哉
バードウオッチング開始
旅の本棚とハクバ写真産業とのコラボレーションによるバードウオッチングを、大泉緑地公園にて実施しました。当日のプログラムはバードウオッチャー憧れの双眼鏡スワロフスキーを参加者全員が利用したバードウオッチング、お茶を飲みながら旅の本棚のバードウオッチングツアー紹介等を行いました。
バードウオッチングのはじめには、公園の紹介、コース、双眼鏡の使い方、鳥の見つけ方から始まりました。大泉緑地は公園の中心と離れに池があり、冬はカモ類を中心に見られ、周りの雑木林では留鳥及び冬鳥が見られます。まず最初の池では淵周りにカワセミをいないか確認後に、池の真ん中にある島で、繁殖を開始したアオサギ、カワウの姿をとらえました。バードウオッチングが初めてという方もいて、双眼鏡に鳥を入れる練習から始まりました。双眼鏡で見る世界(8倍、10倍)と望遠鏡で見る世界(20倍~60倍)の違いを確認してもらいました。双眼鏡は探して観察する事が主体となり、望遠鏡はある程度、対象種に絞って翼の形、虹彩の色、細部を観察、♂♀や年齢等を識別する事に役に立つ事などといった違いを解説しました。
コサギの繁殖期寸前の容姿
<写真>コサギ
池では潜って貝類を餌とする好きなホシハジロ、キンクロハジロ、水草が好きなヒドリガモ、オカヨシガモ、カルガモ、潜って水草を餌とするオオバンなどが見られました。池の畔でゆっくり、野鳥がいる事に気付き双眼鏡に慣れてきた所で、池の周りの林で再びウオッシングを開始しました。人工的に流している小川の木々の上には繁殖期近いコサギの姿がありました。双眼鏡で白くレース状になった容姿や望遠鏡で足指の黄色が特徴という部分を確認しました。林を歩き始めると、シロハラやアオジが鳴きながら飛び立つ姿がありました。またヒヨドリのボサボサ頭姿を見ることもありました。その頃になると、参加者の皆さまも双眼鏡で野鳥を探そうという気持ちになり、見つけ方を伝えてみると、「いた、いたぁ~」「見つけたぁ~」という声が聞こえ始めました。その後、ランチタイムとなり、ツアー紹介をしました。添乗員の井上さんより、お茶、コーヒー、紅茶、お菓子等の準備をして頂きました。ちょっとしたカフェタイムしながら、企画ツアーの思いなどを話させて頂きました。
その後、再びもう一つの池を目指して歩き始めました。途中、ギーギーと鳴くコゲラを観察して、池に到着した途端、対岸の竹藪に近い所でカワセミを確認し、全員で観察する事ができました。私自身、初めてのバードウオッチングされる方には見て欲しい鳥の1種ですから、少しホッとしました。その後は、ダイサギが餌を取るシーン、バンとオオバンの違い、近くの畑でツグミを観察したりしてスタート地点に戻ってきました。最後に今日見た鳥の確認(リストアップ)して少し皆さんの感想をお聞きして解散となりました。お客様から「野鳥がいる事に気付けた」「鳥を見つけるコツが少しわかった気がする」「カワセミが奇麗かった」などの感想を頂けました。楽しんでもらえて良かったと思います。この度はご参加頂き誠にありがとうございました。また、バードウオッチングにてお会いできることを楽しみにしています。
観察できた種類32種類
オカヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、バン、オオバン、カワセミ、コゲラ、モズ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、エナガ、メジロ、ムクドリ、ツグミ、シロハラ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、アオジ。
冬 鳥:シベリアや大陸から日本海を渡ってきて日本で越冬する鳥
留 鳥:一年中、同じ地域で暮らし繁殖する鳥
バードガイド 久下直哉(くげなおや)
10代から80代までの幅広い顧客に、五感を使ったバードウオッチングをご案内。
大阪城公園から北海道知床、山陰、四国、九州、沖縄県宮古島を範囲。時には
海外の鳥も案内することも。野鳥だけでなく日本酒にも詳しい。
資 格:鳥類標識調査員 鳥見歴30年 ガイド歴16年 詳しいプロフィール。
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