ルリビタキの渡り


月 日:2020年11月15日
場 所:兵庫県六甲山系
テーマ:秋の渡りにおける鳥類標識調査
経 緯:8月中旬から始まる秋の渡りの終盤はルリビタキとカヤクグリの大きな群れが入ってきま
す。毎年、11月15日前後を中心にルリビタキを100羽前後放鳥しています。カヤクグリも
同時に入ります。
写 真:ルリビタキ♂成鳥 羽根の色合いより巣立ちして3年目以上は経っていると思われる。
*鳥類標識調査中に識別に必要な部位や記録の為に安全に持ち、撮影しています。
*鳥類標識調査の詳細は以下のリンクをご覧ください。
*山階鳥類研究所 http://www.yamashina.or.jp/

ルリビタキ♂ 第1回冬羽


鳥類標識調査では捕獲した鳥の年齢を羽の部位や虹彩、頭骨の気骨化をチェックしたり、自然翼長、尾長、ふしょ(脚)、嘴などを測定しながら識別する事にしています。
このルリビタキは小雨覆から肩羽にかけて青味がかっていることがわかります。雌にはこの部位には青味は出ません。

上記と同じ個体の翼を広げた写真。小雨覆が青味を帯びている事が分かります。
*鳥類標識調査中に識別に必要な部位や記録の為に安全に持ち、撮影しています。

ルリビタキに出会ったら

冬の山のバードウオッチングでは確率高くルリビタキと出会えることがあると思います。常に私は年齢識別の目線から自分なりに雌雄の判断をしています。できる限りフィールドスコープでとらえては、翼、上尾筒の色合いをチェックしています。そうしたチェックをしてウオッチングする事も
バードウオッチングの楽しみの一つです。

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